ご挨拶・理念

ご挨拶

近年欧米では,骨粗鬆症に対して大規模な臨床試験が数多く実施され、報告されております。これに対し本邦においては、大規模臨床試験を実施した例は少なく、昨今医療に求められているEvidence Based Medicine(EBM)を行うことができない状況にあります。
日本骨粗鬆症学会ではEBMを実践するため、医師主導型研究組織として骨粗鬆症至適療法(A-TOP:Adequate Treatment of Osteoporosis)研究会を設立し、さらに公益財団法人パブリックヘルスリサーチセンターとの提携により、全国レベルでの臨床研究の事業化を企画いたしました。
この研究会は、骨粗鬆症の治療を行われている全国の先生方や患者さんにご参加いただくことで、治療実態に応じた骨折予防の効果を大規模に検証し、さらに治療の結果を評価するためのQOL質問票の有用性を明らかにすることを目的としております。その結果得られたEvidenceに基づき、患者さん毎に求められる至適な治療法が選択されるものと考えます。
先生方におかれましては、本研究会にふるってご参加くださいますようお願いいたします。

骨粗鬆症至適療法研究会 会長 折茂 肇

理念

A-TOP研究会では骨粗鬆症の治療行為を得る患者さんの利益追求のため、受益者となる患者さんおよび実行者としての医師のボランティア行為により、診断・治療の機軸となる情報集積を行うことを目指します。
研究を通じ、以下の成果物を取得し、公表してゆきます。

1 骨粗鬆症の治療効果を判定するための基準:QOLの評価法、新規椎体骨折の評価基準
2 骨粗鬆症の治療効果:多剤併用に関するEvidence